教育・文化
2016年5月19日(木)9:02
「宮古方言は面白い」/鏡原中
講師の前川尚誼さん指導
鏡原中学校(宮城克典校長)は18日、1年生18人を対象にした「みゃーくふつ講話」を実施した。講師に招いた前川尚誼さんは「みゃーくふつ(宮古口、宮古方言)では一文字で表現する言葉もあり、面白い」と述べた。生徒たちは、宮古方言の大切さを改めて実感した。
総合的な学習の時間の一環。宮古方言に親しみを持ち、これからの生活の中で方言と関わろうとする態度を養い、方言で簡単にあいさつができるようにすることなどを目的で行われた。
前川さんは、一文字で発音する方言と日本語訳などを紹介。「『ア』は『粟』、『オ』は『はい』・『青』、『カ』は『井戸、井泉』・『皮』・『皮膚』、『ト』は『終わり・しまい』の意味がある」と語った。
「『ン』で始まる方言もあり、『ンミャーチ』は『いらっしゃい』、『ンーブ』は『へそ』の意味。また『ピッチャ』は『少ない』、『バッシライン』は『忘れられない』、『シンシー』は『先生』の意味」と説明した。
生徒たちは、前川さんの発声方法を学びながら上手に発音していた。