配備予定地を視察/陸自駐屯地
野党市議ら 「調査は必要」と訴え
新城元吉、上里樹、國仲昌二、亀濱玲子の4市議と市民団体のメンバーらは20日、沖縄防衛局の陸上自衛隊駐屯地建設事業計画における各施設の建設予定地を視察した。
視察には市上下水道部の職員が同行し、地下水流域や、駐屯地の建設場所などについて説明した。
視察後、市議からは「今回の視察で、境界線について、もっと詳細な調査をしないと厳密な水源流域を判断することはできないことが分かった。防衛局の修正図面で流域を外れたとは言えない」と訴えた。
さらに、防衛局から示された修正図面だけで下地敏彦市長が「地下水流域外なので地下水審で事前協議する必要はない」と判断したことについては「下地市長の判断は乱暴。しっかり調査しないと地下の層がどうなっているか分からない。予想よりも広がっている可能性もあるし、市長が流域外と断定する資格はない」と述べた。
そのほかにも「地下水審の学術部会でも断層や空洞の存在が指摘されているので、これからしっかり調べてほしい。今回の視察でこの地区にミサイルが配備されることは決してあってはならないという思いを強くした」などの意見が聞かれた。