野菜果樹10億、牛40億円目指す/JAおきなわ宮古地区本部
事業推進大会開く
JAおきなわ宮古地区本部(新城武一郎本部長)の2016年度事業推進大会が21日、同本部大ホールで開催された。大会ではスローガンの採択や決意表明、ガンバロー三唱などを行い、各部門の計画達成に決意を新たにした。野菜や果樹の販売は前年度実績の8億9600万円より1億400万円(10%)多い10億円を計画した。肉用牛競り販売額は同比微増の40億円を目指す。30年間勤めた村山美千代さん(宮古支店金融共済課)と友利修さん(宮古地区営農振興センター)の2人を永年勤続表彰した。
大会には総代や役職員、生産部会や青壮年部、女性部の役員、支店運営委員らが出席した。
新城本部長はあいさつで、27年度は宮古地区6支店の決算が合併後初めて黒字を計上したと報告した。農作物の生産額は140億円と豊作型だった。28年度に向けては「地域住民や利用者から『第一に選ばれるJA』を目指していく」と基本方針を示した。
野菜や果樹の27年度販売額は前期比8%増の8億9600万円。品目別にはカボチャ1億8500万円、ゴーヤー3億3000万円、トウガン1億5200万円の売り上げが多く同3品目で全体の7割以上を占めた。今後の課題には品質向上や災害に強い栽培施設の整備などを挙げた。
27年度の肉用牛競り販売額は(6支店合計)は、過去最高の39億3000万円となった。全国的な子牛不足による子牛価格の高騰が全体の競り販売額を押し上げた。一方、取引頭数は5674頭と前年度と比べて264頭減り、増頭への取り組みを喫緊の課題とした。
目標必達スローガンには「サトウキビ生産目標34万㌧必達」なども掲げた。
渡久山裕也さんが「バンタガ(私たちの)JAを守り抜くために職員一人一人の存在は大きい。職員一人一人は組合員に守り育てられていると意識をもつことは大切だと思う。役職員一丸となって目標達成に頑張ることを誓う」と決意表明した。