自然との共生目指す/県植樹祭
苗木1500本を植樹/伊良部で初開催
第67回県植樹祭(主催・沖縄県、県緑化推進委員会、宮古島市)が「夢実現 緑の絆 心躍る希望の島」をテーマに21日、伊良部カントリーパークで行われた。伊良部島での開催は初めて。県森林協会や伊良部区長会、市内の小中学校などから関係者約1000人(主催者発表)が参加し、ヤブツバキやクロヨナ、フクギなど、学校などで育てた苗木500本を含む約1500本を植樹した。
式典で主催者を代表して翁長雄志県知事(代読・安慶田光男副知事)は「参加者がヤブツバキやクロヨナなど1500本の植栽を行う。その木々が緑の絆で、力強く根を張り、成長していくことを心から願っている」とのあいさつを行った。 緑の少年団を代表して佐良浜小の源河朝陽君(6年)と伊良部小の天願美優さん(同)が「宮古島、伊良部島の自然環境と共生する精神を次世代まで引き継ぐ、島づくりの実現を目指します」と大会決議を読み上げた。
下地敏彦市長は「伊良部島は緑豊かな島。植樹祭が伊良部島で開催されることを契機に島内外の幅広い人たちに、緑際立つ自然景観を堪能していただきたい」と開催地を代表してあいさつした。
沖縄総合事務局の遠藤順也農林水産部長、県教育庁の宜野座葵教育管理統括監らが来賓の祝辞を述べた。
下地市長から次期開催地の石垣市の中山義隆市長にヤブツバキの苗木を贈り、開催地をつないだ。
植樹祭は県民一人一人が緑化の重要性を認識し、家庭・職場・学校・自治会など、地域において「一島一森(いちしまいちむい)づくり」に積極的に取り組み、「みどり」に包まれ、潤いに満ちた生活環境をさらに発展させ、次の世代に引き継ぐことなどを目的に開催された。