県議選告示まで3日/宮古島市区
3陣営、臨戦態勢に
任期満了に伴う県議会議員選挙は27日の告示まで3日と迫った。定数2を争う宮古島市区に立候補を予定している3人の陣営は臨戦態勢に入る。立候補予定者は、保守系が現職の座喜味一幸氏(66)=自民公認、公明推薦=と、元市議で新人の嘉手納学氏(50)=公明推薦=、革新系は現職市議で新人の亀濱玲子氏(62)=社民、社大、共産推薦=。投票日は6月5日、即日開票される。
今選挙は三つどもえの争いになることが確実。前回の無投票から一転、激しい選挙戦が予想される。
保守の分裂で水面下の動きは複雑化しており、支持の拡大に向けたつばぜり合いが続く。告示後はさらに混迷を究めそうだ。
2期8年の実績と現職の強みを生かす座喜味氏は3選を目指す。主要政策には▽付加価値の高い農水産業の振興▽人・物流コスト低減による新産業の創出、雇用拡大▽高速情報基盤の整備と観光振興▽子どもの貧困対策や待機児童の解消-などを挙げている。告示の27日は午前9時から後援会事務所で出陣式を開く。
嘉手納氏は、「若さと行動力」をアピール。県議選初当選に向けて▽国際観光医療大学の誘致▽サトウキビの増産・反収向上▽宮古牛のブランド化と口蹄疫の侵入防止▽離島の生活コスト低減▽県アジア経済戦略構想に宮古を追加-などを政策に掲げている。出陣式は27日午前9時から、後援会事務所で開く予定。
亀濱氏は、翁長県政を支える「オール沖縄」の立場を強調。主要政策は▽ミサイル軍事基地化に反対▽子どもの貧困対策▽下地島空港の利活用、軍事利用反対▽宮古ブランド開発とクルーズ船受け皿づくり▽多良間中の進学に伴う経済負担軽減-などを挙げる。出陣式は27日午前9時から後援会事務所で行う。