県議選、きょう告示/宮古島市区
現職と2新人が立候補へ/6月5日投票、即日開票
任期満了に伴う県議会議員選挙は27日告示される。宮古島市区(定数2)に立候補を予定しているのは、保守系が現職の座喜味一幸氏(66)=自民公認、公明推薦=と、元市議で新人の嘉手納学氏(50)=公明推薦=、革新系は前市議で新人の亀濱玲子氏(62)=社民、社大、共産推薦=の3人。前回は無投票で保革がそれぞれ議席を分け合ったが、今回は保守が分裂。三つどもえの選挙戦となる公算が大きい。投票日は6月5日、即日開票される。
3選を目指す座喜味氏は、1月30日に出馬表明し、4月7日に後援会事務所開きを行った。市議9人が支持、公明が推薦している。
5月14日の総決起大会では、2期8年の実績を前面に掲げ、主要政策の▽付加価値の高い農水産業の振興▽人・物流コスト低減による新産業の創出、雇用拡大▽高速情報基盤の整備と観光振興▽子どもの貧困対策や待機児童の解消-などを訴えた。
嘉手納氏は、「若さと行動力」をアピールし、初当選を狙う。3月27日の出馬表明では「変革の時期」を強調し、専門大学の誘致などを訴えた。4月12日には公明を含む8人の市議が参加して後援会事務所開きを行った。
主な公約は▽サトウキビの増産・反収向上▽宮古牛のブランド化と口蹄疫の侵入防止▽離島の生活コスト低減-などを政策に掲げ、5月22日の総決起大会で支持者らに訴えた。
翁長雄志県政を支える「オール沖縄」の立場を強調する亀濱氏は、4月10日に出馬表明。同15日に後援会事務所開き、5月7日に女性のつどいを開いた。
宮古初の女性県議誕生をアピールした今月21日の総決起大会では、支持者らを前に「自衛隊配備に反対し地下水を守る」と訴えた。主要政策に▽ミサイル軍事基地化に反対▽子どもの貧困対策▽下地島空港の軍事利用反対-などを挙げる。
3氏とも出陣・出発式は午前9時から、それぞれの後援会事務所で行う。