教育・文化
2016年5月27日(金)9:02
日焼け顔で成果報告/宮総実海洋科学科
遠洋航海実習から帰島
宮古総合実業高校の生徒が、40日間の遠洋航海実習から24日帰島し同日、平良港で下船式に臨んだ。日焼けした生徒たちは、迎えにきた学校関係者や保護者たちを前に「卒業後の進路に生かしていきたい」と抱負を話した。
実習に参加したのは海洋科学科3年生12人。4月15日に実習船「海邦丸五世」で平良港を出港し、鹿児島県枕崎市や北海道函館市などに寄港しながら、マグロはえ縄漁の体験、エンジン整備を学んだほか、船上での消火訓練、避難訓練などにも参加した。
下船式で金城勝船長は「規則を守り、安全管理を徹底した結果、安全航海で帰ることができた。体験、学習したことを今後に生かしてほしい」と呼び掛けた。
実習生を代表して大浦晃君は「船員たちの指導で楽しい船内生活を送ることができた。最高の40日間だった」と振り返った。
唯一の女子生徒、奥原香奈さんは「最初は不安で船酔いもしたが、船長や乗組員たちが励ましてくれた。函館で見た夜景が素晴らしかった」と笑顔だった。