慰霊の日・平和展開幕/市総合博物館
日本軍の配備資料など198点
慰霊の日・平和展「宮古における日本軍の展開」(主催・市総合博物館)が27日、6月26日までの日程で始まった。会場に訪れた市民や観光客らは、戦争の愚かさと平和の尊さを実感した。
宮古における日本軍の配備状況などを資料や戦争遺跡などで紹介し、展示を通して、過去の戦争の状況や戦時中の宮古での生活を知り、考える機会とするのが目的で開催している。
今年は戦後71年を迎える。「慰霊の日」は6月23日。展示内容は▽戦争までの道▽日本軍の宮古入り▽日本軍関係資料▽戦争遺跡の紹介▽戦争体験談ー。
実物資料や写真・模型、地図、パネルを合わせた198点を展示。
写真では▽久松五勇士サバニ顕彰式▽博愛記念碑建立60周年記念式典▽平良町南方海岸俗称トリバーに設けられた特攻艇秘匿壕▽平良町パイナガマ南岸の機銃陣地▽米軍の猛爆で廃墟と化した平良市街▽塩も自給で(伊良部)▽新発見された戦争遺跡の位置図ーを展示。
実物資料では▽家庭用品購入券▽日の丸寄せ書き▽千人針▽生命(いのち)を助けるビラー。模型では▽九三式中間練習機▽九七式戦闘機ーなどが展示されている。