専決処分3件など提出へ/3日に市議会臨時会開催
市議会(棚原芳樹議長)の全員協議会が31日、市役所平良庁舎で行われ、市当局が3日に開かれる市議会臨時会に提出する議案を説明した。提出する議案は2015年度一般会計補正予算の専決処分の承認を求める報告など計7件。臨時会は午前10時開会、会期は1日間となっている。
専決処分は、市長が地方自治法の規定に基づいて、議会の議決や決定の前に自ら処理することで、市は提出する3件の専決処分について「議会を招集する時間的余裕がないため」としている。
専決処分の一般会計補正予算は、待機児童解消事業の強化を支援する目的で、昨年9月定例会で保育所等整備交付金事業を計上した。
市の説明ではその後、昨年12月に国の交付要綱が整備され、今年1月に交付決定された。
市は「当時の市保育所等整備交付金事業補助金交付要綱が今年3月1日に整備されたことに伴い、補助金交付対象4園が事前審査を終了したが、議会を招集する時間的余裕がないと認め専決処分を行った」と説明した。
専決処分はそのほか、市税条例等の一部を改正する条例と、市国民健康保険税条例の一部を改正する条例。
提出議案はまた、15年度市一般会計予算、市港湾事業特別会計予算、市農漁業集落排水事業特別会計予算、市公共下水道事業特別会計予算のそれぞれ「繰越明許費繰越計算書の報告について」の計7件となっている。