「健康寿命」など標語に/老ク連上野支部
大会で事業計画など承認
宮古島市老人クラブ連合会上野支部大会(総会)が5月31日、上野公民館で開かれた。「伸ばそう健康寿命、担おう地域づくりを」をスローガンに、各種ゲートボール大会の開催や参加、ワイドー教室、研修会などを盛り込んだ今年度事業計画などを全会一致で承認した。
主催者あいさつで砂川芳一支部長は「老人活動が地域の期待に応えるよう決意を新たにする日」と大会の意義を強調。「私たちが長い間蓄積してきた知識を存分に発揮する時代が到来した。明るい住み良い街づくりを担うことを忘れてはいけない。後輩や子や孫に継承していく力が潜んでいる」などと述べ、会員にさらなる活動への参加と結束を呼び掛けた。
来賓あいさつで下地敏彦市長は「長寿の喜びを実感できる社会を築くことが大事。市においても皆さんが健康で社会に参加し、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう取り組んでいきたい」と述べた。新里聡市議会議員、市社会福祉協議会の饒平名建次会長がそれぞれ来賓あいさつを行った。
大会では、昨年度事業、収支決算、監査のそれぞれ報告が行われた。また今年度事業計画や収支予算(約121万円)が報告され、原案通り承認した。
スローガンの「健康寿命」とは、健康寿命を伸ばし、自立した生活、生きがいある生活の実現を目指すこと。また、仲間や地域の高齢者と共に継続的な健康活動に取り組む決意が込められている。
「地域づくり」とは、各世代や関係団体と連携し、安全、安心な住み良い地域づくりを目指すことと、元気な高齢者の知識や経験、活力を生かす場づくり、機会づくりを広げることをうたっている。
上野支部の会員は60歳以上で約360人。