「デイゴ学習支援教室」が開所/宮古島市
市児童家庭課では、就学援助を受けている小中高校生を対象に、安心して過ごし学ぶことができる場として「デイゴ学習支援教室」を開所し2日、市内平良の同教室で開所式が行われた。NPO法人エンカレッジ(坂晴紀代表理事)が受託して実施する。実施内容は食事や共同での調理(週6日で1日あたり15人程度予定)▽学習支援▽生活指導▽キャリア形成支援-など。
実施期間は2016年6月1日から17年3月31日まで。学習塾形式で時間は午後2時から同9時まで。
学習支援希望者は市児童家庭課で学習支援の説明を受け、意思確認する。同教室で先生、本人、保護者の三者面談後、個々のペースに合わせた学習プランを立て、学習がスタートする。
開所式で長濱政治副市長は「市の将来を担う子どもたちのための、学習支援型の子どもの居場所を設置する。子どもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、夢や希望を持って成長できる社会の実現を目指していく」と下地敏彦市長のあいさつを代読した。
市教育委員会の仲宗根均教育部長が「問題を抱える子どもや家庭への強力な支えとなる。子ども一人一人の夢実現をともに支えていけるよう協力体制づくりをお願いしたい」と、宮國博教育長の祝辞を代読した。
デイゴ学習支援教室では就学援助を受けている小中高生を対象に、実情に応じた学習支援や生活指導を行い、成績向上を図るとともに、自己肯定感を高め、将来的に自立できるように居場所型学習支援に努める。塾に通わせる余裕がない、成績が気になるなど学習に関する相談等を受け付ける。