県議選、あす投開票
3陣営 打ち上げ式へ
任期満了に伴う第22回県議会議員選挙は5日に投開票が行われる。宮古島市区では、定数2に現職と新人の計3氏が立候補している。各選対本部は4日に選挙運動を締めくくる「打ち上げ式」を開催。支持者を最大動員して、3氏が勝利への決意を表明する。
宮古島市区に立候補しているのは、元市議で新人の嘉手納学氏(51)=公明推薦=、前市議で新人の亀濱玲子氏(62)=社民、社大、共産推薦=、現職で3期目を目指す座喜味一幸氏(66)=自民公認、公明推薦。
3氏とも離島振興策を柱に、子育て環境の整備や農水産業と観光の振興、雇用対策などを掲げ、総決起大会や街頭演説などで政策を訴えてきた。
各陣営は、期日前投票の呼び掛けにも全力を挙げている。電話作戦やビラ配りに運動員がフル活動。基礎票を固めた上でさらなる上積みを図ろうと、無党派や浮動票の獲得にしのぎを削っている。
「打ち上げ式」は、嘉手納氏がTSUTAYA沖縄宮古島店前で午後6時30分から、亀濱氏は選対本部前のカママ嶺公園多目的広場で同7時から、座喜味氏は同6時30分からサンエーショッピングタウン宮古前でそれぞれ行う予定。
前回は無投票で、与野党が1議席ずつを分け合った。今回は、保守系が分裂選挙に、革新系は1本化が図られた。
保革とも、今選挙は来年1月の市長選の前哨戦と位置付けており、今年7月の参院選にも影響を与えるとみられる。
県全体では、無投票当選が決まった名護市区を除く69選挙区で、69人が選挙運動最終日を迎える。
焦点は、普天間基地の辺野古移設をめぐり政府と対立する県政与党側が現在の議席数以上を獲得して過半数を維持できるか。米軍属による女性死体遺棄事件の影響も注目される。
選挙結果は2014年12月に誕生した翁長雄志県政に対する「中間評価」となる。