公約の実現に決意/座喜味一幸さん
「離島振興に全身全霊」
-当選から一夜明け、今の心境は
保守分裂という厳しい選挙だった。いま思うことは、改めて掲げた政策、公約をしっかり実現するということ。その責任の重さを感じている。経済、離島振興を中心に、政策の実現に向けて全身全霊で取り組む。
-今回の選挙戦をどう振り返るか
期間中、選挙の盛り上がりは感じていたが、結果として具体的な票としては表れなかった。保守分裂という形の選挙が市民にとっては理解しがたく、選択が難しい状況にあったのではないか。候補者が互いの政策を述べ合う機会があったら良かったのかもしれない。
-参院選、市長選に与える影響をどう見るか
私たち保守政治家は、現実の課題解決を重視している。参院選、市長選に向けても自民党の組織をしっかりと固めていく。今回は保守が分裂する結果になったが、(選挙が)終わればノーサイド。互いに熱くなっているところはあるかもしれないが、結集することが大切。しっかりと保守層を固めて次に備えたい。
-支持者への思いと3期目の抱負を
三たび県政に送り出してくれた支持者の皆さんに心から感謝している。私に対する応援、提言をしっかり受け止めたい。2期8年間で芽出しした事業がある。これをスピード感を持って実現させたい。交通コスト、物流における不利性解消事業を拡充させる。一括交付金事業の終了をもって終わりではなく、永続的に実施するために、条例化などを求めていく。観光客の増加に伴う観光インフラの整備も急ぐ。伊良部大橋、下地島空港を活用し、世界レベルの誘客事業をプッシュアップする。宮古には今、経済の大きなうねりがある。2期8年の経験を生かし、これを加速させたい。