「宮古の心伝える」/方言大会 25日開催
17日に各地でチケット販売/市文化協主催
宮古島市文化協会(大城裕子会長)は8日、市役所平良庁舎で会見し、第23回「鳴りとぅゆん(鳴り響く)みゃ~く(宮古)方言大会」を25日午後6時30分から、マティダ市民劇場で開催すると発表した。大城会長は「宮古フツ(方言)が日常語になるのは難しいが、大会を通して宮古の心を伝えていきたい」と開催の目的を強調するとともに、多くの市民に来場を呼び掛けた。チケットは17日に各地区で販売される。
大会には各地域から8人が出場し、地域ごとに違う方言やイントネーションで発表する。出場者は近日中に決定する。
昨年は、平良在住のフランス人、セリック・ケナンさんが外国人として初の最優秀賞に当たる市長賞を獲得、話題を集めた。今年は、大会の進行役として参加する予定。
表彰は市長賞ほか▽教育長賞(優秀賞)▽文化協会長賞(優良賞)▽宮古毎日新聞社賞▽宮古新報社賞▽宮古テレビ賞▽エフエムみやこ賞▽宮古島観光協会賞-。
審査は上地慶彦さん、根間義雄さん、与儀千寿子さん、砂川和子さん、長間三夫さんの5人が当たる。
チケットは900円。販売は17日の1日限りで、時間は午前10時~同11時まで。販売場所は▽市中央公民館▽城辺庁舎▽上野公民館▽下地庁舎▽女性・若者等活動促進施設(伊良部)-。
文化協会では「各地区からくまなく来てもらいたいとの思いで、平良だけでなく、旧町村にも販売所を設けた」と話した。
会見には大城会長、副会長の砂川春美(方言部長)、奥平一秀、翁長靖夫の3氏、佐渡山政子事務局長が出席した。
方言大会は文化の基層をなす方言への思いを深め、「みゃーくふつ」の豊かさを共有し、継承することを目的に開催されている。
入賞者の中から「島くとぅば語やびら大会」(主催・県、県文化協会、9月18日開催)へ推薦する。
チケットなどの問い合わせは市文化協会事務局(電話76・6708)まで。