平良港初入港を歓迎/カレドニアン・スカイ
外国人客95人が乗船
オーストラリア人を中心とした外国人客95人を乗せた海外クルーズ船「カレドニアン・スカイ」(4280㌧、乗員74人)が9日午前、宮古島に初入港した。接岸した平良港下崎ふ頭では歓迎セレモニーが開かれ、船長のグスタフソン・ハカン氏に長濱政治副市長から記念品が贈られた。
今回のクルーズはイギリスの会社が運航させていて、日本、台湾、フィリピンを巡る。6月1日に大阪を出航し、高松や広島、屋久島、奄美大島、那覇などを経由して9日午前8時30分ごろ宮古島に寄港した。同日午後2時に宮古島を出航し、台湾の基隆、花蓮などに立ち寄り、15日に最終寄港地であるフィリピンのマニラに入港する。
歓迎セレモニーでは長濱副市長がハカン船長らに「ようこそ宮古島へ。今回は数ある寄港地の中から宮古島を選んでもらい感謝している。滞在時間は短いと聞いているが、宮古島の美しい自然を満喫して楽しい思い出を作ってほしい」とあいさつした。
ハカン船長は「宮古島への寄港は初めて。来ることができうれしい。日本を旅する中で日本人の優しさや美しさに心打たれている」などと語った。
ハカン船長と機関長のジェーン・ウィルソン氏、ホテルマネジャーのクーリー・アンソニー氏に花束が贈呈されたほか、ハカン船長には長濱副市長から記念品として額に入れた宮古上布の布も贈られた。乗客、乗員を歓迎する三線演奏も披露された。
乗客たちは宮古滞在中、ビーチや景勝地などを観光した。
「カレドニアン・スカイ」は来年も宮古島への寄港を予定している。