「異文化交流で成長を」
奨学生派遣助成金を交付/村教育委員会
【多良間】村教育委員会(池城三千雄教育長)は10日、村役場で2016年度海外奨学生派遣助成金交付式を行った。助成金を受たのは多良間中学校3年生の宮國遙さん、垣花藍架さん、新里愛さんの3人。
多良間村のこれまでの海外奨学生派遣は50人。3人は23日から沖縄本島で第1回のオリエンテーションに参加し、来月から始まる夏休みに、米国で24日間のホームステイに参加する。
交付式で池城教育長は「ホストファミリーとコミュニケーションをしっかり取り、多良間島の代表として頑張ってください」と激励し、一人一人に助成金を手渡した。
伊良皆光夫村長は「今年は例年より一人多く3人の中学生が参加します。異文化交流を行い多くの体験をして、自分自身を磨いてほしい」と述べた。
ホームステイに参加する垣花藍架さんは「私がホームステイに参加したいと思ったきっかけは、従兄弟のお姉さんが参加して良い経験と体験ができたと聞いた。私も英語が好きで、アメリカに行って文化や習慣など、多くのことを学び、交流して英語力を身につけたいと思ったからです。日本の文化、伝統を伝えて国際交流の第一歩を踏み出してたくさん人たちとコミュニケーションを取りたい」と意気込みを語った。
多良間中の本村晃則校長は「教育委員会の協力で参加できます。たくさんのことを学び、島に帰ったらその経験を伝えてください」と激励した。
保護者の宮国文和さんは「村の協力のおかげで参加できます。ありがとうございます。3人とも頑張って良い経験をしてきてください」と、参加する生徒の成長に期待を寄せた。