94.6%で過去最高/15年度市税徴収率
前年度比1.2ポイント増加/早期の滞納整理など奏功
宮古島市の2015年度市税徴収率は94・6%と、前年度の93・4%を1・2ポイント上回り、徴収率の過去最高を更新した。下地敏彦市長らが13日、市役所平良庁舎で会見を開き、徴収実績を発表した。徴収率が伸びた主な要因として、下地市長は「コンビニ納税で利便性が向上したこともあるが、現年度課税分の滞納整理の早期着手や対応処分を徹底的に取り組んだことが徴収率アップにつながった」と説明した。
市が15年度に市税全体で徴収すべき税額(調停額)は、51億545万3000円だったのに対し、収入済額は48億3019万6000円となった。
徴収できていない収入未済額は、2億7525万7000円となっている。
徴収率は、現年度課税分が0・58ポイント増の98・37%。滞納繰り越し分が5・62ポイント減の33・02%となった。
各種税別に徴収率を見ると、市民税は前年度比0・84ポイント増の96・17%、固定資産税は1・61ポイント増の92・88%、軽自動車税は0・84ポイント増の91・78%でいずれも前年度を上回った。
会見で下地市長は「宮古島市誕生から10年の間に徴収率は着実に伸びてきた。コンビニ納付の導入で買い物のついでに納付できるようになり、利便性が向上したことも大きい。さらに、職員の滞納整理に対する取り組みなども徴収率アップにつながった。今後も市民に納税の協力をお願いしたい」と述べた。