当期剰余金は24億円余/JAおきなわ総代会
経営委員に与那覇、岡村氏選任
【那覇支社】JAおきなわ(砂川博紀理事長)は17日、通常総代会を宜野湾市民会館で開き、農業と地域社会の持続的発展に向けた特別決議を採択した。県内各地の総代約700人が出席し、宮古地区の6支店からも計42人が参加した。
2015年度事業報告・決算や16年度事業計画など15議案を承認したほか、任期満了に伴う役員改選では、宮古地区から経営管理委員に與那覇盛徳氏と岡村幸男氏、監事に小禄博信氏をそれぞれ選任した。
15年度決算では経常利益29億6900万円、企業の利益に当たる当期剰余金に24億4900万円を計上。経営の健全性を示す自己資本比率は11・29%を確保した。2億1313万円の出資配当金や1億9138万円の利用高配当金も決めた。
砂川理事長は「利用者・地域住民・消費者から第一に選ばれる『新たなわったーJA』を目指すべく役職員一丸となって取り組み、地域・組合員とともに歩んで行く」とあいさつした。
特別決議では「改めて協同組合原則を再確認し、個々の組合員の結束のもと、自己改革により自らの機能と役割を発揮する」とし、「沖縄農業と地域社会の持続的な発展を実現するため、組織の総力を発揮して取り組みを展開する」としている。
本年度を「第6次中期経営計画(16~18年度)」のスタートの年とし、「創造的自己改革の実践」をテーマに掲げ、四つの基本方針の①農業者の所得増大・農業生産拡大への実践②地域活性化への貢献・組合員組織の活性化③安定した安定した経営基盤の確立④食・農・協同組合にかかる理解の醸成ーに組織を挙げて取り組む。