人命救助で感謝状/宮古島署
下地さんと川満さん 迅速な行動評価
水難事故未然防止功労者に対する感謝状の贈呈式が21日、宮古島署(大城辰男署長)で行われた。迅速的確な行動で水難事故を未然に防止したとして、下地照美さん(60)=城辺保良=と川満登さん(60)=城辺新城=に大城署長から感謝状が、福嶺駐在所の奥間政寿巡査部長に宮古島警察署長賞が贈られた。
下地さんらは13日、東平安名崎沖約6・5㌔の海上で漂流しているシーカヤックを発見救助した行動が評価され、感謝状が贈呈された。
この日、新城海岸でシュノーケルなどのレンタルショップを営む人から、川満さんに連絡があり、川満さんが下地さんに連絡した。下地さんは自船「照栄丸」で保良漁港を出港した。
下地さんは「普段、あれほど波が強いときは船を出さないが、救助に向かわないといけないと考え出港した」
川満さんは「感謝状をもらうのは初めてなので、緊張した。助かって良かった」と受賞の感想を述べた。
「照栄丸」には、福嶺駐在所の奥間巡査部長も同乗し、現場に向かった。
表彰式で大城署長は「沖合に流されているとの連絡を受けて、救助場所にピンポイントで向かった。周辺の海を知っているからこそだと思う。波もある中、大切な命を救助してくれた」と行動をたたえた。