北中演劇部、堂々の金賞/県中学演劇祭
8月に全国文化祭出場へ/部員「楽しい演劇をしたい」
浦添市てだこホールで25日に開催された第3回県中学校演劇祭で金賞に初めて輝いた北中学校演劇部の生徒14人が26日、笑顔で帰島した。宮古空港では「金賞おめでとう」と書かれた横断幕を手にした父母、同校職員らが生徒たちを拍手で出迎えた。宮古の中学校では初の金賞受賞の快挙となり、喜びに沸いていた。
8月18日に大分県で開催される第16回全国中学校総合文化祭に県代表で派遣されることになっている。宮古の中学校では、2009年に久松中学校の生徒たちが県代表で出場以来、7年ぶり2度目となる。
同祭は、演劇を通して、生徒の創造性を育み、主体性及び表現力を高め、コミュニケーション能力を養うことが目的。県内の四つの中学校から参加した。北中が演じた演目は「はっぴー ばーすでぃ」。中学生ならではの葛藤を乗り越え、誕生日を機会に生まれ変わって新しい一歩を踏み出す-などがストーリー。
空港の報告会で、演劇部長の糸数クララさん(3年、生徒会長)は「金賞を取ることが出来た。全国大会では楽しい演劇が出来るよう、頑張りたい」とさらなるけいこに向け、意欲を見せた。
宮國敏弘校長は「演劇部は平成26年度からスタートして、3回目の挑戦で頂点を取ることが出来た。審査員からは北中のチームスピリットはすごい表現力で良かったというお褒めの言葉をいただいた」と振り返った。
演劇部を指導する與那覇美幸教諭は「生徒たちの演技はリハーサルよりも百倍良かった。すごい集中力で披露した」と高く評価した。
演劇部は次の皆さん。
役者=伊佐心暁(3年)狩俣愛希(同)塩川恭佑(同)糸数クララ(同)仲宗根夢姫(同)元橋梨桜(同)前泊歩香(同)武島由依(同)上地真歩(同)下里花凜(2年)根間梨結(1年)▽照明担当=久貝竜正(3年)▽音響担当=砂川和樹(同)。