455万円の黒字計上/宮古島漁協総会
経営環境は好転
宮古島漁協(渡真利一夫組合長)は27日、通常総会を開いた。正・准組合員らが参加し、2015年度貸借対照表・損益計算書など11議案を承認。454万9000円(税引前当期利益)の黒字を計上し、累積赤字2375万円は1920万円に圧縮した。車エビ養殖の自営事業総利益2659万円が経営環境を好転させた。16年度収支決算では、累積赤字は解消されると予想している。
冒頭、渡真利組合長は「私なりに総括した場合に、ひたすら勉強した1年だったような気がする。そういう中において、平成27年度は454万9000円の利益決算となった。これは歴代役員、職員はもとより組合員の協力のたまものと感謝している。そして関係団体、関係系統の支援、指導のおかげだと改めて感謝を申し上げる」と述べ、なお一層の経営安定化に向け、決意を新たにした。
業務報告書によると、車エビの安定生産及び経費節減、魚病発生等にも十分な対応ができた。市場価格も安定したことから収益計画583万円に対し、実績2659万円と大幅な収益増が図れた。
その他の議案は▽定款の一部変更について▽共同漁業権第22号に伴う岩礁破砕の同意及び漁場汚染防止協定の締結について(久松漁港赤浜地区防砂堤整備事業)▽池間大橋下部工補強工事について-など。