伊良部クラブ優勝、全国へ/小学バレー県大会
上野女子準V、佐良浜男子3位
ファミリーマートカップ第36回全日本バレーボール小学生大会県大会の最終日は26日、豊見城市民体育館などで男女の決勝までを行い、男子は伊良部クラブが優勝し全国大会への切符を手にした。女子は上野クラブが準優勝を果たし、男子3位の佐良浜クラブとともに九州大会への出場権を得た。
伊良部は決勝で、佐良浜を破った高原ボーイズ(中頭地区代表)と対戦。平山亮と冨永登夢の「2枚看板」が力を発揮し、速攻で攻めるコンビバレーで優位に試合を進めた。
第1セット目は21-14で取ったが、第2セット目は接戦の末21-23で奪い返された。
気持ちを切り替えた最終の第3セット目は、平山と冨永の活躍で得点を重ねると、他の選手もサーブで相手を崩し攻撃が単調になったすきをつくなどして15-4で圧倒。セットカウント2-1で勝利した。
伊良部は予選リーグから決勝トーナメント準決勝までの試合を1セットも落とさずに快勝。漢那則朋監督は「相手のペースに巻き込まれて失点する試合もあったが、決勝戦では自分たちのバレーができた」と選手たちを褒め上げた。
選手たちは26日に帰島。空港では学校関係者や保護者らが「優勝おめでとう」との横断幕で出迎えた。
宮古地区小学生バレーボール連盟の佐久本茂樹会長は「90%以上は優勝と思っていたが、そう簡単には優勝できないのがバレーだ。今後は気持ちも体力もリフレッシュし、練習を重ねながら全国で伊良部の名をとどろかせてほしい」と話した。
伊良部小の池村敏弘校長は「『優勝間違いなし』という周囲の期待に応えてくれた。一つの目標は達成したが挑戦はまだ続く。今度は全国大会で頑張ってほしい」と激励した。
同大会には▽国頭▽中頭▽浦添▽那覇▽島尻▽宮古▽八重山-の男女各地区代表チームが出場。2日間にわたり、予選リーグと決勝トーナメントで行われた。
男女及び男女混合優勝チームは、8月9~12日に東京都で行われる全国大会へ、男女2、3位のチームは8月19~21日に福岡県で開催される全九州大会にそれぞれ県代表として推薦される。