観光客60万人達成へ/観光協会総会
宮古島観光協会(豊見山健児会長)の2016年度第3回定時総会が28日、市内のホテルで開かれた。15年度の事業報告と収支決算、16年度の事業計画案と収支予算案などを承認した。16年度の収支予算は歳入、歳出ともに8988万円で、入域観光客数60万人達成に向け、修学旅行の受け入れ強化やスポーツコンベンション、音楽イベントの誘致拡大などに取り組むことなどを確認した。
議案審議を前に豊見山会長は「昨年は皆さんの協力で過去にない51万3000人の入域観光客を迎えることができた。16年度も順調に推移していて2カ月半で昨年より5万人伸びている。今年度はこれまでにない数字が出ると思うので、ますますの協力をお願いしたい。60万人、それ以上を目標に頑張ろう」と呼び掛けた。
15年度の経常収益合計は6867万7252万円、経常費用合計は6795万5041円、経常外収支増減額は77万2000円で、正味財産増減額は149万4211円だった。
15年度事業としては誘客宣伝事業として大阪での観光感謝祭、各種団体受入事業ではフジドリームエアラインズ(FDA)のタビックスチャーターとJTBチャーター、韓国チャーターの受け入れなどを実施。観光イベント事業としては海びらきやエコアイランド宮古島マラソンなどを開催してきた。
16年度予算は歳入、歳出ともに8988万1645円で、事業計画は15年度とほぼ同様の内容を予定している。
議案審議では事務局が15年度の事業報告と収支決算、16年度の事業計画案と収支予算案などについて説明。修学旅行は15年度、観光協会として29校、5475人を受け入れたのに対し、16年度は25校、4466人を予定していることを紹介した。
16年度の事業計画の方針として、チャーター便の受け入れや海外では韓国、台湾、香港を重点地区として継続的に誘客活動を展開するとともに、修学旅行の受け入れ体制の強化、スポーツコンベンションや音楽イベントの誘致拡大、エコアイランドとしての視察研修などの誘致に取り組み、入域観光客数60万人達成の実現を目指す考えを示した。