イオンが市に寄付金贈呈/地域貢献協定
売り上げの0・1%
昨年7月に宮古島市(下地敏彦市長)とイオン琉球(坊池学社長)が締結した地域貢献協定に伴い、イオン琉球は28日、宮古島市に対して、これまでに発行した「エコアイランド宮古島WAON」の利用金額の一部を寄付金として贈呈した。
今回寄付されたのは販売された同WAONカードの昨年7月25日~今年2月29日までにおける利用金額の0・1%(29万4132円)を贈呈した。
寄付金を受け取った下地敏彦市長は「宮古島に観光に訪れる人たちや島の人たちがエコアイランドを推進する意味でもこの『エコアイランド宮古島WAON』カードを積極的に活用して、エコアイランドの取り組みの中身が充実することを願っている。いただいた寄付金は有効に活用したい」と感謝した。
寄付金を贈呈したイオン琉球の末吉康敏会長は「今回の寄付金額の29万円は非常に少ない額で私たちはもっと頑張らないといけない。今年、宮古島市のWAONは、二年目になるので、次回はぜひ寄付金額150~200万円に乗せたいと思っている。売り上げの0・1%は市に還元されることを多くの市民や観光客にPRしてほしい」と呼び掛けた。
末吉会長によると、石垣島のWAOMカードは昨年1年間の利用で、石垣市に対する寄付金額は324万円となっている。
今回の寄付について市では、いろいろなエコ活動など、市民団体の取り組み内容を評価するコンテストを開催するとしている。
現在のエコアイランドWAONカードの販売枚数は約3000枚だが、目標は3万枚に設定している。
市と琉球イオンが締結した協定では市とイオンが①ICカード活用②エコアイランド宮古島の推進③宮古島産品の販路拡大④市政情報のPR、発信⑤そのほか地域活性化や市民サービスの向上-の5項目で互いに協力し取り組みを進めることを確認している。