宮総実、W最高賞/学校農業クラブ大会
PJと意見発表で快挙/県代表、九州大会出場へ
第64回県学校農業クラブ連盟大会(FFO)がこのほど、うるま市内で行われ、宮古総合実業高校がプロジェクト発表(Ⅲ類=ヒューマンサービス)部門で最優秀賞を受賞した。ローゼルを使った菓子づくりと地域貢献で高い評価を得た。意見発表(Ⅲ類)部門でも1年の石嶺花鈴さんが最高賞に輝いた。それぞれ来月8日に開催される九州大会に出場する。
プロジェクト発表部門で最優秀賞を受賞したのは3年の上地海里さん、上地真愛さん、新城伊緒梨さん、松田唯奈さん、2年の浅川海月さん、藤田つぶらさんの計6人。
クエン酸やミネラル分が多いとされるローゼルを使って菓子を製造。これを地域に広めた成果と課題を発表し、高い評価を得た。
同校はプロジェクト発表部門Ⅱ類(開発・保全・創造)にもエントリーし、3年の上原紫音さん、川田美琴さん、棚原千祥さん、2年の善福友陽君、池間弘登君の5人が地下水保全プロジェクトを発表して優秀賞を受賞している。
意見発表部門最優秀賞の石嶺さんは「三線を通して」と題して発表。民謡を通して方言を知ってもらいたいという気持ちを込めた。
6日午後、校内で報告会が行われた。ローゼル研究班からは「昨年からローゼルを広めるために研究をしてきた。これまで支えてくれたすべての人に感謝したい。九州では県代表の気持ちを忘れずに頑張りたい」という感謝と抱負があった。
石嶺さんは「これまで以上に練習を重ねて九州大会に臨みたい」と話した。
本村博之校長は「皆さんの頑張る姿が後輩たちの刺激になる。さらに研究を深めてほしい」と激励した。