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社会・全般
2016年7月13日(水)9:05

飲酒、喫煙、深夜はいかいしない

まずは大人が手本を/県民一斉行動市民大会開く


大会宣言に拍手を送る参加者たち=12日、北小学校体育館

大会宣言に拍手を送る参加者たち=12日、北小学校体育館

 2016年度「青少年の深夜はいかい防止・未成年者飲酒防止」県民一斉行動宮古島市民大会(主催・宮古島市、市教育委員会、市青少年育成市民会議)が12日、北小学校体育館で開かれた。児童・生徒や青少年健全育成に関わる団体など多数の市民が参加し、「青少年の深夜はいかいをなくし、交通事故、飲酒、喫煙、薬物乱用などの問題行動を防止しよう」など7項目の大会宣言を採択した。

 同県民一斉行動は、夏休みを前に青少年の非行防止や事件・事故被害防止のための取り組みとして各市町村で7月に開催している。

 大会では下地敏彦市長の「青少年の皆さんは心身ともに健康で豊かに育ってほしいという周りの人たちの願いを受け止め、自分の希望に向かって人生を切り開き、平和で健全な社会の担い手として成長することを期待している」などとする主催者あいさつを出張中の市長に代わって長濱政治副市長が読み上げた。

 県宮古事務所の久貝富一所長は「県では青少年の健全育成に最善を尽くしていくので、県民の皆さんは今大会の趣旨を理解してもらい、それぞれの地域における青少年の健全育成に協力をお願いしたい」などとする知事メッセージを紹介。宮古島警察署の大城辰男署長は大人に向け「手本となる大人が節度ある飲酒を守ることも極めて重要。少年の見本となるよう大人としてどうあるべきかというこを今一度考えてほしい」と呼び掛けた。

 宮古高校2年の大嶺初妃さんは「家族の絆について」、同3年の下地加緯君は「家族のあり方」と題し、青少年健全育成と家族についてそれぞれの意見を発表した。

 大会宣言では市青少年育成市民会議の川満好信会長が、青少年の深夜はいかいをなくし、交通事故、飲酒、喫煙、薬物乱用などの問題行動を防止▽深夜はいかいをしている青少年への「愛の一声」運動を展開▽思いやりのある心豊かな青少年を育成し、いじめをなくす▽親子の対話を多く持ち、ぬくもりのある家庭作りに努める▽家庭で携帯電話やスマートフォンの使用ルールを子供と一緒に作る▽地域のボランティア活動に積極的に参加し、友愛と連帯の輪を広げる青少年を育成▽大人はシンデレラタイムを励行し夜型社会を是正-の7項目に取り組むことを宣言した。


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