伊波氏に当選証書付与/参院選沖縄選挙区
「沖縄課題解決」に決意
【那覇支社】10日に投開票された参院選沖縄選挙区で当選した無所属新人の伊波洋一氏(64)への当選証書付与式が13日、県庁で行われた。任期は26日から6年間。
県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は当選証書を手渡し、「県民の声を国政の場に反映させ、県民の平和と安寧、経済、福祉などの向上のため、十分に職責を全うされるよう期待する」とあいさつした。
付与式を終え、伊波氏は詰め掛けた多くの後援会関係者や支持者らとともにカチャーシーを踊り、手をつなぎ輪となってバンザイ三唱し、当選の喜びを分かち合っていた。
伊波氏は「参院選当選の責任が大きくなったということを実感した。沖縄の課題をしっかり解決できるように取り組みたい」と決意を新たにした。
最初に取り組むのは「沖縄が憲法のらち外にずっと置かれ続けて、沖縄に基地を押し付けておけばいいんだという流れが定着している。憲法や基本的人権、国際法に違反しているような現状に対して、国政の場から日米政府に強く指摘していきたい」と抱負を述べた。初登院は8月1日召集される臨時国会となる。
比例代表で当選した県出身で自民党新人の今井絵理子氏(32)には、15日に東京の総務省で当選証書が手渡される予定。