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社会・全般
2016年7月22日(金)9:03

國廣、水尻さんに感謝状/宮古島海上保安署

溺れた女性を人命救助


久留署長(後列中央)から感謝状を受け取った國廣代表(前列左)と水尻さん(同右)=21日、宮古島海上保安署

久留署長(後列中央)から感謝状を受け取った國廣代表(前列左)と水尻さん(同右)=21日、宮古島海上保安署

 ダイビング中に溺れていた女性を助け、心肺蘇生を施して人命を救助したダイビングショップ「アクアストーリー」(平良下里)の國廣哲司代表とスタッフの水尻麻味さんに21日、宮古島海上保安署の久留利彦署長から感謝状が贈られた。



 事故は6月24日午後1時50分ごろ、伊良部島の白鳥崎沖でダイビング中だった30歳代の女性が海水を誤って飲んでしまい、案内していた別のショップのガイドと水面に浮上したところ、女性が口から泡を吹いていたという。


 その時、船で近くにいた國廣代表がガイドの助けを求める声を聞き、すぐに救助に向かい、水尻さんと船に引き上げたところ、女性は意識を喪失し呼吸がなかったことから水尻さんが心臓マッサージを施した。その間に國廣代表が救急車の手配を指示し、佐良浜漁港へ搬送。約10分、心臓マッサージを続けた結果、呼吸が戻り、意識も回復した女性を救急車に引き継いだ。


 感謝状の授与は宮古島海上保安署で行われ、久留署長から國廣代表と水尻さんに贈られた。


 國廣代表は事故当時を振り返り「ダイビングの休憩中に、沖に事故者が上がってきて、ただごとでない感じの状況だったのですぐに救助にあたった。たまたま今年3月に消防署主催の人命救助講習会を受けていたので、それが今回、とても役に立った」という。感謝状を贈られたことについては「自分たちがいなければ助からなかったであろう命が助かったということが一つの形となったことは素直にうれしい」と語った。


 水尻さんは「当時の状況では助からないかと思ったが、延命処置をしたおかげで息を吹き返し、一人の命が助かったことで、講習などを受けておいて良かったと思っている」と話した。


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