サガリバナ見学に5千人超/添道の群生地
女性が7割占める/主催者の環境クが報告
平良添道サガリバナ群生地で6月24日~7月3日までの10日間に開催された第5回ライトアップ「添道サガリバナ夜のお花見」(主催・宮古島環境クラブ)で、期間中の来場者数は昨年より約2000人多い過去最高の5617人に上っていたことが分かった。来場者の男女別では、女性が初めて約7割を占めた。来場者の約5割が島外者の観光客でイベントが広く認知されていることが浮き彫りになった。22日、主催者の下地邦輝会長らが同群生地で記者会見し、イベントの内容をまとめた報告書で明らかにした。
イベント開催前にJTA機内誌「Coralway5、6月号」が美しく咲き誇るサガリバナの魅力などを紹介。また、宮古毎日新聞などがイベント内容の投稿・案内を掲載したことにより好影響を与えた。
来場者を対象にしたアンケート調査を行い、254人から回答を得た。集計結果によると、年代別では、「30代」が25%、「50代」が22%、「60代」が20%、「40代」が16%となっている。サガリバナのライトアップについて「何で知ったか」の質問には33%が「友達などから」と答えてトップ。次いで「新聞」24%、「その他(コーラルウェイなど)」19%の順。サガリバナ群生地の活用についての質問では50%が「今のまま」と回答した。
意見・感想のアンケートも併せて実施した。「サガリバナの花について」の問いには49人が「とてもきれい・素晴らしい・感動した」と答えた。「ライトアップについて」の質問には24人が「来て良かった・また来たい」と回答した。
下地会長は「女性用の簡易トイレが無かったことは大きな反省点。将来はサガリバナツアーをビジネスにしたい」と振り返る。
今回のイベントについては、特徴として▽観光客が増えた▽伊良部大橋を渡ってきた伊良部住民が多かった▽全体の7割が初めての来場者-などを挙げた。
また、今後の課題として▽アクセス方法と駐車場、農道の整備▽ライティングの方法▽ガイド・解説の方法▽無料シャトルバスとホテルなどでピックアップする夜のサガリバナツアー▽トイレの設置-などを示した。