クイチャーで豊作祈願/宮古島夏まつりが始まる
漲水御嶽に踊り奉納
宮古島夏まつり2016(主催・同まつり実行委員会)が23日、2日間の日程で始まった。初日は漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭が行われ、女性たちがクイチャーを奉納、五穀豊穣と無病息災を祈願した。今回初めて比嘉の獅子舞が奉納された。この日午後5時からは西里、市場、下里の3通り商店街で歩行者天国が実施された。夏休み最初の週末で、会場は浴衣姿の家族連れや観光客らでにぎわった。2日目の24日は3通りが午後2時から歩行者天国になり、パレードや第43代ミス宮古島の発表、東西大綱引きなどが実施される。
漲水御嶽で行われた豊年祈願祭ではツカサたちが祈りを捧げ、漲水クイチャー保存会や池間の女性たち、西原みどり会のメンバーらが祈願のクイチャーを奉納した。
主催者を代表して宮古島夏まつり実行委員会の委員長を務める下地義治宮古島商工会議所会頭が「皆さんには3通り中心商店街の活気あふれるにぎわいを満喫してほしい。友人、知人とそろって参加し、まつりを盛り上げてほしい」とあいさつした。下地敏彦市長も「本格的な夏が到来した。祭りの成功と今期の豊作、大漁、島の発展を祈願する」と述べた。漲水御嶽の祈願祭後、一行は宮古神社に移動し、五穀豊穣などを祈願した。