教育に「必要な力」学ぶ/ライオンズク
教諭らフォローアップ研修
ライオンズクラブ国際協会337-D地区主催の「思春期のライフスキル教育『ライオンズクエスト』ワークショップおよびフォローアップ研修』」が28日、宮古教育会館で2日間の日程で始まった。ワークショップには、平良中と鏡原小、同中の教諭のほかPTAの代表らが参加して、子供たちが人と豊かにかかわり合いながら、自分らしく生きるために必要な力(ライフスキル)を取得させる方法を学んだ。
あいさつで宮古ライオンズクラブの新山広明会長は「きょうはライフスキル教育についていろいろなことが体験できると思うので子供たちのためにも多くのことを学んでほしい」と呼び掛けた。
講師には、ライフスキル教育講師の北山敏和さんを招き、2日間のワークショップがスタートした。
北山さんは、ライフスキルの授業構造や学ぶことの意義について、参加者に分かりやすく説明した。
参加者たちに対して北山さんはライフスキルを学ぶ上でよい集団を構成し系統的に学習することの大切さを訴えた。
よい集団については▽互いのことをよく知っている▽全員が意見、考えを発表できる▽一人一人に役割がある▽ルールがあり、みんなが守る▽互いに思いやりを持って接する-ことを紹介した。
参加者たちは、今後の授業や取り組みに生かそうと、北山さんの講話内容に真剣な表情で聞き入っていた。
この取り組みは、思春期の子供たちが必ず遭遇する人間関係の苦悩や葛藤に対し、どう向き合い克服すればよいか、人とどうコミュニケーションをとり、豊かにかかわり合いながら自分らしく生きることを体系的に学ぶことを目的に実施された。