有効求人倍率は1・22倍/宮古6月の雇用情勢
前月実績をキープ
宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古、知念宏和所長)は29日、管内6月の雇用情勢を発表した。それによると有効求人倍率は前月と同じ1・22倍で前年同月比では0・35ポイントの増となった。
6月の月間有効求人数は前年同月比255人(25・1%)増の1120人、月間有効求職者数は116人(11・2%)減の917人で、有効求人倍率は1・22倍となった。
新規求人数は前年同月実績を95人(28・1%)上回る433人だった。内訳を見ると、食品製造やスーパーのレジ、空港売店、ホテル、介護福祉などで増となっている。
新規求職申込件数は24件(9・4%)減の230件。就職件数は前年同月比6件(5・1%)減増の111件で、そのうち県内就職件数は107件、県外は4件だった。
知念所長は、海外クルーズ船の寄港増や東京、大阪直行便の新規就航などによる観光客の増加からホテルやスーパーレジ、空港売店などの求人が増加しているとの考えを示した上で、そうした観光関連の求人増が有効求人倍率を1・22倍という高さに押し上げていると分析する。