開花、収穫に期待寄せ
オリーブ畑で育林活動/JTA職員ら
オリーブ友の会(砂川次郎会長)は30日、城辺長間のジロー楽園オリーブ畑で育林活動を実施した。親子連れら約20人が参加し、炎天下、雑草の刈り取りや肥料を与えるなどして開花や収穫に期待を寄せた。
同会は2009年、日本トランスオーシャン航空(JTA)の羽田-宮古就航20周年記念事業で発足。宮古島に緑を増やし、地球環境に貢献することを目的に、オリーブの苗木約150本を植えた。
台風の影響などを受け、現在では100本前後と少なくなったが、大きいのは2㍍以上の高さに育っている。
この日の最高気温は30度を超える「真夏日」。参加者は、帽子や長袖、手袋などで日差し対策をしながら約2時間に渡って作業を続けた。
無農薬で育てていることから、畑にはカエルや虫も多く見られ、家族連れで歓声を上げたりした。
JTA宮古営業所の友利浩所長は「うまくいけば、来年の春ごろには開花して夏には収穫できるかも知れない。これまでは雑草取りだけだったが、今後は開花や収穫できるような最適な環境づくりを目指していきたい」と話した。