本物の芸術に触れる/みやこじま青少年国際音楽祭
みやこじま青少年国際音楽祭(主催・同実行委員会)が9日、マティダ市民劇場で開催された。国内外から招いた豪華なゲストと宮古島市のジュニアオーケストラのメンバーが美しい演奏を披露し、会場に詰め掛けた観客を魅了した。
今回は「日本・台湾を代表する二胡、バイオリン、チェロ奏者と宮古島の子供たちが紡ぐ一期一会の瞬間」と題して、台湾から二胡奏者の郭珊如さん(国立台湾師範大学国学団二胡首席奏者)、チェロ奏者の陳建安さん(国立交通大学音楽研究所教授)を招いて行われた。
第1部では、ジュニアオーケストランのメンバーがビバルディーの「調和の霊感」と「四季」の中で、バイオリンやチェロのソロ演奏を行い、これまで練習してきた成果を披露した。
第2部からは、ジュニアオーケストラとゲストが一緒にクラシックの名曲や「涙そうそう」などを演奏した。
二胡奏者の郭さんが、二胡の美しい音色を奏でると、会場は静まり返り、その音色に聞き入っていた。
同実行委員長の下地敏彦市長は「宮古島はジュニアオーケストラが活動する日本最南端の島。この音楽祭は、国内外の一流演奏家を招き、その素晴らしい演奏を聞くことで多くのことを学ぶ機会にもなっている。きょうは最後までゆっくり楽しんでほしい」とのあいさつを寄せた。