市水産業の発展誓う/パヤオの日式典
釣り大会の各賞を表彰
「第10回パヤオの日(8月8日)まつり」(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会など)の式典が13日午後、下地敏彦市長ら関係者を招き、佐良浜漁港で行われた。式典では8~11日の間に行われた釣り大会の表彰式などが行われ、関係者らはパヤオ漁によるさらなる恩恵に期待を寄せた。
主催者あいさつで同運営委員会の漢那一浩会長は「全国で初めてパヤオを設置して今年で34年目。これまでパヤオ漁は水産業の要として発展してきた。日台漁業協定などの影響で厳しい状況ではあるが国、県、市にはこれまで以上に支援と協力をお願いしたい」と述べた。
来賓あいさつで下地市長は「今年は『パヤオの日』制定10周年で、新たなスタートの年でもある。パヤオ漁業に携わる皆さんの航海安全と大漁を祈念するとともに、より一層の水産業の発展に取り組むことを期待している」と述べた。
会場では、関係者たちが刺し身や天ぷらなど、海の幸を味わいながら安全航海と大漁を誓い合った。
釣り大会の受賞者は次の通り。(敬称略)
【大物賞(キハダマグロ)】伊計長照(ちあき丸、35㌔)▽伊良波淳世(第七美吉丸、34㌔)▽豊見山恵義(寿方丸、34㌔)
【重量賞】伊計長照(ちあき丸、306㌔)▽池間勝徳(海力丸、244㌔)▽豊見山恵義(寿方丸、169㌔)
【特別賞(本マグロ)】久高勇光(じゅん丸、208㌔)
【年間重量賞(2015年集計)】カツオ船の部=漢那一浩(第五喜翁丸、188・571㌧)▽小型船の部=川満哲幸(徳福丸、42・941㌧)
パヤオは、カツオやマグロなどの回遊魚が流木などに集まる習性を利用した浮体。大きく分けて海面上の表層浮き魚礁と海面下の中層浮き魚礁に分類される。