離島日本一を祝福/中学野球宮古選抜
「このメンバーで甲子園を」
中学野球の第9回全国離島交流大会(通称・離島甲子園)で優勝した宮古島アララガマボーイズを祝う会が3日午後、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。学校や野球の関係者約250人が訪れ、宮古選抜18人で成し遂げた離島日本一を祝い、「次は本当の甲子園に行こう」と一層の活躍に期待を込めた。
宮古選抜は先月下旬、島根県隠岐の島町総合運動公園で開催された離島甲子園に出場し、初優勝した。
祝賀会を開いた父母会の伊佐哲也会長は「市による多大な支援並びに教育委員会や学校の支えがあって全国優勝ができた。父母会として大変喜んでいる」と話して感謝を込めた。
続いて来賓の長濱政治副市長が「みんなの活躍は宮古島市民に勇気と感動を与えた。本当にうれしい。素晴らしい快挙だ」と手放しでたたえ、「ぜひこのメンバーで甲子園を目指してほしい」と期待した。
下地敏彦市長は「宮古の野球のレベルが高いことを実感した。この経験を生かして、これからも何事にも取り組んでほしい」とするメッセージを寄せた。
宮國博教育長は来賓あいさつで「これに満足することなく、さらに成長を続け、将来の宮古を担ってほしい」と激励した。
多くの祝福を受けて、主将で北中3年の佐渡山大空(そら)君は「優勝できてとてもうれしい。この大会を通してみんな成長したと思う」と振り返った。その上で「このメンバーで宮古の高校に進んで甲子園に行きたい」と抱負を話した。
祝宴では、試合の様子を撮したビデオの上映や多彩な余興が披露され、参加者全員で離島日本一の喜びを分かち合った。