販売額21億8000万円/16年産葉タバコ
平均キロ単価は1972円/反収192㌔、県目標届かず
2016年産葉タバコの買い入れ作業が8日、終了した。宮古島市と多良間村を合わせた宮古地区の買入重量は前年比334㌧増の1109㌧で総販売額は21億8777万円だった。平均キロ単価は1972円と前年比153円ダウン。平均反収は192㌔にとどまり、県全体目標の220㌔に届かなかった。質、量ともに天候不良の影響を受けて伸び悩んだ。
葉タバコを搬入した農家は市が126戸(前年比1戸減)、村が9戸だった。
市村別の買入重量は市が前年比321㌧増の1066㌧で村が同比13㌧増の43㌧となった。買入代金は市が21億1410万円(同比5億2850万円増)、村が7367万円(同比1000万円増)だった。
反収は市が192㌔、村が195㌔となり、それぞれ前年作を上回った。反収当たりの代金は市が38万1056円、村が33万1854円だった。
前年作が台風で甚大な被害を受けたため、買入重量と金額は大幅に増加しているが、品質は逆に前年作を下回る実績になった。
平均キロ単価は、市が前年比145円減となる1983円。村は同比370円減の1699円と、それぞれ減少幅が大きかった。
今期産の葉タバコは、曇天や長雨の後の急激な気温上昇によって幹が消耗。畑によっては枯れ上がりが発生した。強風の影響も受けており、水分過多の畑においては根元から幹が倒れる被害も見られた。
今期の買い入れは7月20日に始まり、城辺地区を皮切りに、伊良部、下地、石垣、上野、多良間、平良の順で取引が行われた。
石垣市の実績は農家戸数が24戸、搬入重量が120㌧、総販売額は2億4172万5796円だった。平均キロ単価は2003円と高い実績だった。