05/02
2025
Fri
旧暦:4月5日 友引 辛 
教育・文化
2016年9月11日(日)9:07

パレードで集落練り歩く/平良西原

ミャークヅツ大盛況/五穀豊穣、子孫繁栄を祈願


集落内でクイチャーを踊る参加者。西原のミャークヅツはパレードで盛り上がりを見せた=10日、平良西原

集落内でクイチャーを踊る参加者。西原のミャークヅツはパレードで盛り上がりを見せた=10日、平良西原

 平良西原ミャークヅツのパレードが10日、集落内で行われた。地域の男性がクイチャーを踊りながら練り歩き、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。平良西原のほか、池間、伊良部佐良浜のミャークヅツは、きょう11日も行われる。

 平良西原ミャークヅツの2日目は、午前5時から仲間御嶽で始まった。「マスムイウヤ」と呼ばれる男性が新生児の数を報告し、子孫の繁栄に感謝した。

 集落内の大きな通りを練り歩くパレードは午後3時ごろにスタートした。白いシャツと黒のズボンに身を包んだ300人以上の男性が歩く姿は圧巻。沿道は住民や観光客で埋まった。

 交差点などに入ると、立ち止まって西原クイチャーを披露した。額から吹き出す汗をぬぐいながら、「ヒヤサッサ!」の掛け声とともに豪快に踊った。

 「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着すると、再びクイチャーを踊って祭りを盛り上げた。

 踊り終えると、西原自治会の山村日出男会長があいさつし、「今年は、ミャークヅツの始まりと同時に良い雨が降り、五穀豊穣は約束された」と喜んだ。その上で「ここにいる皆さんの協力があってこそ伝統は継承される」と述べ、ミャークヅツを引き継ぐ地域住民に感謝を込めた。

 この場でマスムイ報告も行われた。新生児は島内外合わせて37人。マスムイウヤ代表の前泊一郎さんが報告すると、会場から大きな拍手と歓声が上がった。

 引き続き奉納角力が行われた。「ウットウヤ」と呼ばれる5人の男性が角力を取り、投げ技を披露するなどして会場を沸かせた。

 最後は参加者全員でクイチャーを踊り、2日目の行事を締めくくった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!