救急車内に興味津々/消防・救急フェア
家族連れら救急業務学ぶ
救急の日と救急医療週間にちなんだ「消防・救急」フェア(主催・市消防本部)が10日、市内のスーパー前で行われた。同フェアでは心肺蘇生体験コーナー、消防車、救急車と宮古島市のマスコット「みーや」の塗り絵などを家族連れの買い物客らが楽しみ、救急の重要性などを学んだ。
スーパー前では「救急の日」の説明や同本部管内の救急業務活動と救急車の適正利用を呼び掛けるチラシが配布された。
市消防署の上原昭宏署長は「きょうのフェアは、救急医療週間に伴い、市民一人一人に救急業務、救急医療に啓蒙すること。われわれが業務に対する意識のさらなる高揚を図ることなどが目的。短時間だが、しっかり頑張って、市民に伝えてほしい」と述べた。
会場では塗り絵や体験コーナーなどが設置され、買い物客らはそれぞれを通して、業務に理解を深めた。
高規格救急車も展示され、車内が一般公開された。車内を見学した上原琉暉君(平良第一小2年)は「イベントには何度か来ている。(救急車の)車内で血圧を測ったときは少しドキドキした」と感想を話した。
塗り絵をしていた平良望さん(東小3年)は「初めて消防自動車の塗り絵をした。みーやも一緒に塗れるので楽しかった」と忙しそうに色鉛筆を走らせていた。
宮古島消防本部(来間克消防長)によると、同本部管内の2015年の救急出動回数は3062件で救急搬送人員は2879人だった。
「救急医療週間」は9月9日(救急の日)を含む1週間で、救急医療や救急業務に対する県民の理解と認識を深めることなどを目的に実施されている。