実質収支14億円の黒字/市15年度一般会計決算
借金の「市債残高」399億円
宮古島市の2015年度一般会計の歳入決算額は416億9500万円、歳出決算額は402億7700万円で歳入、歳出差引残額は、14億1800万円となった。翌年度に繰り越す財源がゼロとなったことから実質収支額は歳入、歳出差引残額と同額の14億1800万円の黒字となった。市の貯金に当たる財政調整積立基金は72億円。借金に当たる市債残高は399億6300万円となった。特別会計の実質収支は4400万円の黒字決算で、一般・特別会計を合わせた実質収支額は14億6200万円を計上した。
市町村合併による地方交付税の特例措置は15年度で終了。16年度からは5年間で段階的に削減されることから今後、極めて厳しい財政運営が予測されている。
このことから、市監査委員(砂川正吉代表監査委員)は、行財政改革を強力に推進し、財政調整基金の積み立ておよび歳出縮減など、財政運営の健全化に重点的・戦略的に取り組むよう求めている。
15年度一般会計予算は449億円で、前年度に比べ5億7400万円(1・3%)増加した。
歳入決算額は416億9500万円で、前年度に比べ億8300万円(8・3%)、歳出決算額は402億7700万円で、同比35億6400万円(9・7%)それぞれ増加した。
一般会計及び特別会計を合わせた決算額は、歳入が584億6700万円(前年度比9・1%増)、歳出が570億円(同10・1%増)となっている。
15年度一般会計と特別会計の歳入歳出決算は、6日に開会した市議会9月定例会で認定を受ける。