犯罪抑止へ警戒班設置/宮古島署
自転車盗重点、取り締まり強化
宮古島署(大城辰男署長)は、犯罪発生の総量抑止を図るための「警戒班」を設置し、1日から自転車盗を重点に街頭の取り締まりを強化している。10日までの街頭活動で▽自転車で並進(並んで走る)しない▽駐輪するときは鍵を掛ける-など、計124件の指導、警告を行った。同警戒班は署員6人で構成され、自転車に乗っている人たちを対象に、職務質問などを実施している。
夏休み期間中の8月は、自転車盗が前年同月比で9件増の13件と、大幅に増加し、犯罪発生認知件数を押し上げる原因となっている。
このことから、同署は自転車盗対策を重点とし、主に夕方の時間帯にパトカーや捜査車両で、市街地を中心に警らしている。自転車に乗っている人たちを対象に職務質問などの街頭活動を実施、1件でも自転車盗を抑止し、安全安心な宮古圏域を実現したいとしている。
同署管内の2016年9月8日までの刑法犯認知件数は250件で、前年同期比で18件減となっている。
このうち、窃盗犯は149件で、前年同期比で47件減少しているものの、傷害や暴行などの粗暴犯は43件と前年同期比で43件増加した。(数字はいずれも暫定値)