一般会計補正予算案 可決の判断持ち越し/市議会経済工務委
当局の説明不足指摘
きょう再審査 陸自関連陳情3件は継続
宮古島市議会経済工務委員会(仲間則人委員長)は13日、付託議案の討論と表決が行われた。2016年度一般会計補正予算案の同委員会に審査依頼された歳出予算については、複数の委員から「当局の説明不足」との意見が出され、きょう14日に再度当局に詳細な説明を求めて、その内容を確認した上で判断することとなった。それ以外の議案はすべて可決された。
同補正予算案については、仲間賴信氏から水産業振興費の産地水産業強化支援事業工事請負費として計上された6231万2000円に対して、異論が出された。
仲間氏は「産地水産業強化支援事業については当局の説明が不十分だったので認められない。資材の高騰だけで年間6200万円余も必要になるのは考えられないので、同案には反対したい」との見解を示した。
この意見に下地智氏も「その主張は理解できる。6000万円余も高騰するのは疑問がある」と述べた。
さらに、仲間氏は休憩中に「3~4年前に伊良部漁協で過去に6000万円貸し出した手形が行方不明になっていることが判明した。それが盗難なのか紛失なのかもわかっていない。こうした問題を伏せてこうして予算を要求することも問題」と指摘した。
この指摘を受けて池間豊氏も「指摘されたような決算問題が漁協内部あるのであれば、大変な問題になる。それは確認が必要」と述べた。
同補正予算案については、委員長判断できょう14日に再度、農林水産部長を呼び出して資材高騰の理由について確認した上で、委員会としての判断を下すことが投げ掛けられ、委員もそれを受け入れた。
そのほか6月定例会に提案され継続審査となっていた陸自配備関連の陳情書3件については再度、継続審査とすることを確認した。