10人が下地氏支持を表明/与党市議団、1本化調整へ
市議会の与党市議団(平良隆会長)に所属する保守系市議10人は20日、市役所平良庁舎で会見し、来年1月の宮古島市長選挙では一致団結して下地敏彦市長を支えていくことを表明した。市議選には、保守系市議で前議長の真栄城徳彦氏(66)も立候補の意向を示している。平良会長は「まだ期間がある。一本化に向けての話し合いをしていきたい」と話した。
会見は、同日行われた市議会9月定例会一般質問で、下地市長が3選を目指して立候補を表明したことを受けて開いた。
平良会長ほか、棚原芳樹議長、垣花健志副議長、下地明氏、佐久本洋介氏、嵩原弘氏、平良敏夫氏、下地勇徳氏、粟国恒広氏、上地廣敏氏が出席した。
記者が「一本化を目指すという思いの中には、県議選で分裂し、革新陣営が1番多く票を獲得したというのがあるのか」との質問に対し平良会長は「やはり大きな選挙になれば当然、一対一の方が良い。われわれも有利に選挙戦が戦えるという気持ちは持っている。だから、2人出るよりは1人、一本化した方が優勢に選挙戦は戦える」と語った。
与党市議団に所属する公明の富永元順氏、高吉幸光氏は出席しなかったが、平良会長は「市長選に向けた政策協定を結ぶという段階を経てからということで出席していない」と説明した上で「もう少しして結論を出すということだが、恐らくわれわれと一緒になると思う」と見通しを述べた。
与党会派を離脱し、新会派「新保守クラブ」を結成した保守系市議の西里芳明、仲間則人、濱元雅浩の3氏は出席しなかった。