04/22
2025
Tue
旧暦:3月25日 先負 辛 
社会・全般
2016年9月30日(金)9:04

高齢者の運転卒業たたえる/宮古島署と交通安全協

免許証返納者に証書


運転免許を自主返納し「卒業証書」を受け取った高齢者たち=29日、宮古島警察署

運転免許を自主返納し「卒業証書」を受け取った高齢者たち=29日、宮古島警察署

 運転免許証を自主返納した高齢者に「安全運転卒業証書」を贈る授与式が29日、宮古島警察署(大城辰男署長)で行われた。大城署長と宮古島地区交通安全協会の新里孝行会長が参加者一人一人に卒業証書を手渡し、長年の交通安全の功労をたたえた。

 宮古島は全免許保有者に占める70歳以上の高齢者の割合が高く、高齢者が関係する交通事故の増加が懸念されることから、昨年12月から自主返納者に「安全運転卒業証書」を授与するなど高齢者返納制度を浸透させる取り組みを行ってきた。

 今年はこれまでに前年同期比の約3倍に当たる48人の高齢者から運転免許証の自主返納を受理した。

 卒業証書授与式では参加した自主返納高齢者一人一人に大城署長と新里会長から証書と記念品が贈られた。

 大城署長は「皆さんが免許を返納してくれることは画期的で意義あること。これからは交通安全のリーダーとして宮古島署の取り組みを支援してほしい」と要請。新里会長は「これまで安全運転でけがなく過ごせたからこそ卒業できたと思う。これからは子や孫に交通安全について伝えてほしい」と語った。

 「卒業者」を代表して長嶺恵子さん(72)が「新聞などで事故の記事を見て、そろそろ運転も難しくなるかと思い、返納しようと思った」と返納を決めた理由を説明するとともに、「車がないのは不便だが、元気に歩いてお互いに健康維持に努めよう」と呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!