議員定数2減の24/議会改革特別委
委員の多数決で決定/来年選挙から適用へ
市議会の議会改革調査特別委員会(下地明委員長)は30日、市役所平良庁舎で委員会を開き、市議会議員定数を現在の26(1人欠員)から2減の24にすることを決定した。市議会12月定例会本会議で報告し、最終決定する。決定すれば来年10月予定の市議選から適用する。
同委員会は2014年6月に設置。約2年間かけ、議員定数について、市民を巻き込みながら議論してきた。
この日の委員会では議員全員から募ったアンケートで多かった定数「22」「24」を軸に「23」も含めて採決した結果、5人の委員が「24」を支持したため「賛成多数」で決定した。「22」は3人、「23」は1人だった。
下地委員長は「アンケート結果から見れば、もう少し減になるかなと思った。個人的見解としては、市民はもう少し減を期待していたのではないか」と話した。
議員のアンケート結果では、4減の「22」と答えたのが9人と最も多く、2減の「24」が7人、6減の「20」が2人、3減の「23」が1人で、19人の議員が「削減」と答えた。
一方で、現状維持を主張する議員も6人おり、全体の平均は「23・4」だった。
委員からは「市民や識者の意見も聞いて、後々に悔いが残らない結論を」「人口や財政面で比べるのではなく、さまざまな観点から議論を深めるべき」などと、定数削減に慎重な意見もあった。
また「議会が議会らしい役割を発揮していれば、市民から削減との声は出てこない。議会側から削減を言い出すのは、自己否定だ」との声もあった。
結局は「多くの市民から削減との声が上がっている」「委員会設置から2年余が過ぎている、そろそろ結論を出さないといけない」との意見が多く、削減の方向で議論した上で挙手による採決を行った。