保守系も一本化模索/市長選
与党と新風会、新保守が協議
来年1月の市長選に向け、与野党で動きが激しくなってきた。保守系はすでに現職の下地敏彦市長の支持を表明した与党系議員の代表と「21世紀新風会」、「新保守クラブ」の代表が3日午前、市役所平良庁舎内で会合を持ち、保守候補一本化に向け対応を協議した。
一方の「オール沖縄」を掲げる野党勢力の候補者選考委員会も1日夜、宮古教育会館で会合を開き、出馬を固辞した医師の岸本邦弘氏(55)を呼び、再度出馬についての意思確認を行ったが大きな進展はなかった。
保守系はこれまで、与党会派議員10人が会見で現職の下地市長支持を表明。一方で前市議会議長の真栄城徳彦氏も市議会9月定例会の一般質問における「私見」の中で立候補する意思を表明している。
下地氏と真栄城氏の2人が立候補を表明する中、現職支持派と新風会、新保守クラブは先月28日に市長選に向け、保守候補一本化に向けた協議を初めて行った。
今回は2回目の会合となり、新風会、新保守からは現職支持派に対して、陸自配備問題における議会での答弁の変遷や観光プロモーション事業についての報道などを挙げ、「現職ありき」ではなく保守の候補者一本化に向けた協議を今後進めていくことが求められたという。
関係者によると、この日の会合では、現職支持派から観光プロモーション事業の事実関係などを今後確認した上で、一本化協議については持ち帰って検討することになったという。
この日の会合には、現職支持派から平良隆氏、嵩原弘氏。新風会から新里聡氏、山里雅彦氏。新保守からは西里芳明氏、仲間則人氏が参加した。