あいさつや心構え学ぶ/平良中マナー講座
職場体験の事前学習
平良中学校(亀川昌彦校長)で5日、5人の外部講師を招いてマナー講座が行われた。24日から実施される職場体験の事前学習として、2年生174人を対象に行われた。5人の講師が各組に分かれ、講話した。組ごとの講話は今回が初の試み。
1組を担当した宮古島東急ホテル&リゾーツレクサービス部門の狩俣明美チーフが、自分の経験、体験を基に職業観や人生観について講話した。狩俣さんは初めは居酒屋に就職したが、その後ホテルに転職した。
講話の中で、東京での研修中、言葉遣いで恥ずかしい思いをしたと自らの体験を通して話した。「接客業ではあいさつが大切と、大きな声であいさつをする研修を受けたが、言葉や職場環境の違いからの不安で、大きな声であいさつができず、随分注意された」と述べた。
また、学校と社会生活について▽学校は授業料を支払って、学生は自由が比較的ある▽社会は給与をもらって仕事をしているので、自由はある程度制約され、自分の行動に責任が伴う▽学校はほぼ同世代だが、社会に出るといろいろな世代の中で仕事をするので協調性が求められる-など、その違いを説明した。
その会社の職員、社員の行動が、会社の評価に影響するので、プライベートな時間であっても無責任な行動はできないと強調した。
狩俣さんは「これから就職するに当たり、きょうの講話が心の支えになれば良いと思う」と講話の意義を述べた。