3項目の利活用案示す/天然ガス事業推進検討委
9人に委嘱状交付
2016年度市天然ガス資源事業化推進検討委員会(委員長・長濱政治副市長)の第1回会合が7日、市役所平良庁舎で行われ、長濱副市長から9人に委嘱状が交付された。
あいさつで長濱副市長は「市の天然ガスについては利活用をどうするかが市にとっては大きな関心事となっている。昨年1年間は利活用について審議してきたが、実際にどれだけ出るのかがわからないこともあり、今年度はどれだけ温水と天然ガスが出るのかしっかり把握し事業化を目指したい。そのためにいろいろな意見を出してほしい」と述べた。
事務局からは利活用案として▽宮古島天然ガスのCNG利用▽農業施設利用▽温浴施設利用-についての説明が行われた。
このうち、温浴施設利用については、同施設の方向性が示された。
基本戦略案としては、住民と観光客の両方をターゲットとして取り込み、競合店を上回まわるグレードとするほか、住民のリピート集客を促進するために島民料金の設定などの工夫も必要としている。
会議では、今後のスケジュールや温泉需要調査の情報報告なども行われた。
検討委員会の委員とアドバイザーは次の通り。
▽委員長=長濱政治副市長▽副委員長=友利克企画政策部長▽委員=千住智信琉球大学工学部電気電子工科学教授、玉那覇通男沖縄公庫宮古支店長、伊集直哉県商工労働部産業政策課長、下地義治宮古島商工会議所会頭、豊見山健児市観光協会長、下地盛智宮古青年会議所理事長、砂川一弘市農林水産部長、垣花和彦市観光商工局長▽アドバイザー=平形猛大成建設エンジニアリング本部産業施設ソリューション統括グループ部長、望月義尚アクトパス社長