グランプリは池間中/全宮古中学ダンスフェス
9校14組が踊りで交流
第14回全宮古中学校ダンスフェスティバルが8日午後、北中学校体育館で開催された。9校14チームが出場し、ダンスの技術を競いながら交流を深めた。グランプリに輝いたのは池間中の「The☆池間ユニムイズ」。青いはっぴ姿で勇壮な創作ダンスを発表し、高い評価を得た。個人最優秀賞(MVP)は西城中3年の宮國圭太君が受賞した。
ダンスフェスは、宮古中学校体育研究会が主催。中学生にダンスを発表する機会を提供することで、互いに高め合い、学び合ってもらおうと開催している。
開会式で同研究会の砂川弘康会長は「それぞれの学校の持ち味を生かしたダンスを披露し、交流を深めてほしい」と呼び掛けた。
狩俣中学校3年の根間舞乃(まいの)さんは「練習の成果を発揮して、最高の仲間とともに、ダンスを楽しみます」と誓った。
この後、生徒たちが自慢のダンスを発表した。制服で一体感を出す学校もあれば、カラフルなシャツを着て個性をアピールするグループも。サングラス、バンダナ、レイ、顔のペイントといった小物もフルに活用してダンスに挑んだ。
審査の結果、池間中「The☆池間ユニムイズ」と狩俣中「KARIMATAヤングstudents」が優秀賞に輝いた。この2校の中からグランプリが選出され、池間が狩俣の連覇を阻んで最高賞を取った。
池間中は現代版組踊「肝高の阿麻和利」を堂々と発表した。青いはっぴとねじりはちまき姿で躍動感あふれる踊りを披露し、全体の統一感とリズミカルなダンスで高い評価を得た。
狩俣中のダンスは今年も注目を集めた。オレンジのシャツと紺のパンツというシンプルな衣装で発表。スピード感たっぷりのダンスを笑顔で踊り切り、大きな歓声と拍手を誘った。
ほかの生徒も自慢のダンスを発表した。共に練習を重ねてきた仲間と出場したダンスフェスティバルの思い出を胸に刻んだ。