優良県産品に「命名畳」
高江洲たたみ店を認定
【那覇支社】優良な県産品の需要拡大と品質向上を目的とする沖縄県優良県産品の2016年度推奨状交付式が13日、県庁内で開かれた。宮古地区からは、高江洲たたみ店(平良東仲宗根)が出品した、誕生祝いの命名紙を畳素材で作る「命名畳」が優良県産品に認定された。
交付式に出席した同社那覇支店の高江洲周作支店長は「当社オリジナルの畳が優良県産品に推奨されてうれしい。これを機に畳の良さを知ってもらえれば」と語った。
開発したきっかけは、実家にあった命名紙だったという高江洲さん。「沖縄らしい命名紙を新製品でやってみようと考えた」と話す。時間と共に風合いが出るように天然素材を使い、縁取りの柄にもこだわったという。伝統的な柄のほか、紅型風のオリジナルデザインも開発した。
優良県産品の選定は37回目で、今年度は県内38社の67品が認定された。内訳は、那覇市の企業が12社、その他の沖縄本島21社、八重山地区4社、宮古地区1社だった。
命名畳は、10月21日から那覇市奥武山公園で開催される沖縄産業まつりのほか、11月19・20日の宮古産業まつりにも出品される。